ファース工法の仕組み
ファース工法とは専用の断熱材や「健康空気循環システム」を使用することで、「家のどこにいても丁度いい」が叶うように研究開発された技術です。
冬は天井裏から暖気を床下へ送り込み構造体を温めます。
夏は反対に天井裏を冷やし輻射熱で下階の温度を下げる仕組みです。
長野でも夏は年々暑く感じるようになってきましたが、高温多湿の日本に合った工法です。
では、具体的な6つの性能を見てみましょう。
6つの基本性能
① 空気清浄
熱交換式換気扇により、外気を室温に近づけて取り入れ、壁内通気層を上昇しながらクリーンな空気が家全体を循環します。加えて調湿材の「ファースシリカ」がタバコの臭いなど汚染物質を吸着し、シックハウスなどの問題を低減します。さらに徹底的に空気清浄を目指す方には！オプションでPM2.5や花粉など微細な汚れもシャットダウンできる電子式集塵フィルタ搭載の「クリーンファンネル」の設置も可能です。家のどこにいても、家まるごと空気清浄機のようなきれいな空気の住まいを実現できます。
② 調湿機能
お菓子の乾燥剤シリカゲル（二酸化ケイ素）は広く知られていますね。ファース工法専用のいわゆる住宅用シリカゲル「ファースシリカ」を床下に敷設することで、季節に関係なく適度にうるおいのある状態を保ち、冬のカサカサや夏のジメジメを解消します。
③ 高気密・高断熱
魔法瓶のように室内温度をキープするのはもちろん、内と外のダブル断熱により、壁の中の断熱材が経年劣化しにくく、外壁と接する柱などの木材からの熱損失を軽減できるなど、高耐久性に優れています。
④ 地震対策
小山木材の施工する住まいは、構造計算を行い耐震等級３を確保できるように構造体の強度を高めています。その強靭な構造に加え、ファース工法専用断熱材「エアクララ」が外壁、土台、基礎をシームレスに包み、地震のれに柔軟に対応します。
⑤ 省エネ・エコ
余分な湿気を排出しない、エネルギー効率が良い、燃焼ガスが発生しない、CO2の排出を抑えるなど、機能・環境面に優れたエコ電化仕様を採用しています。エアコンやエコキュートには、空気中の熱（再生可能エネルギー）を有効活用できるヒートポンプ機器を取り入れています。すでにある熱を集めて移動させる仕組みはサスティナブルな視点からも地球環境に優しい技術ですね。
⑥ 冷暖房のランニングコスト
天井裏に設置したエアコンがメインとなり家全体の冷暖房を行います。高気密・高断熱の構造でしっかり守られた建物の中を空気が循環することによって、少ないエネルギーを無駄なく効率的に使える、コストパフォーマンスに優れたシステムです。
ゼロエネ住宅への取り組み
「ファースの家」は省エネ基準の数々が策定されるはるか前より住宅性能とエネルギーの効率化に着目し、研究と開発を続けてきました。小山木材でも注目し取り入れ始めたのは30年以上前！ただし、性能にご理解いただきファース工法の施工が増えてきたのはここ数年のこと。多くの方が「性能」にこだわりを持つ時代になったことを肌で感じています。
長年培ってきたファースの家は、6つの基本性能の他、創エネ機能（太陽光発電）を付加することでZEHにも対応し、国で定めているZEH基準を超えるさらなる省エネ性能の展開も積極的に行っています。
■ 創エネ（太陽光発電）
もうすぐ自分で使う電力を自分で創る時代へ。日照条件や建築位置によって最適なパネルの枚数や角度をしっかりと調整します。
■ 省エネ（HEMS）
モニタで住まいのエネルギーを見える化。家全体のエネルギーをトータルマネジメントします。省エネ意識を高め、暮らしに合わせて無理のない節約をサポートします。
ハウス・オブ・ザ・イヤー連続受賞の実績
現在、小山木材ではファース工法を採用した住まいがメインとなりつつあり、そのおかげもあって省エネ性能を表彰する「ハウス・オブ・ザ・イヤー」を4年連続受賞することができました。この賞は建物と設備をセットとして捉え、トータルとしての省エネルギー性能やCO2削減等へ貢献する優れた住宅を表彰する制度です。2022年、2023年は「特別優秀賞」「省エネ住宅優良企業賞」のW受賞でした！
今後もより快適で、暮らすみなさまが健康に過ごすことのできる住まいを目指して。
小山木材は「永く住み継がれる家づくり」を続けていきます。
▼ファース工法についてはこちらでもご紹介しています。
TECHNOLOGY 快適な暮らしを実現する健康住宅
▼ 資料請求はこちらから
そして実際にファースの家を見てみたい！という方はモデルハウス見学も開催しています。
モデルハウスでは実際に床下、天井裏のシステムも見ていただき、体感いただきながら知ることができます。
長野で性能のいい住まいを考えている方はぜひ！快適な空間でお待ちしています。
▼ モデルハウス見学はこちらから
