蓄熱暖房器が撤去される理由と最新設備への置き換え

かつての住宅では、割安な深夜電力を利用して電熱線ヒーターで躯体内の蓄熱レンガを温め、放射熱で部屋全体をじんわり暖める「蓄熱暖房器」が広く使われていました。多くの機種は、夜間の8時間通電で24時間の暖房を可能にし、燃焼部分がないため安全で、高気密・高断熱住宅にも適した熱源でした。
しかし近年では、よりエネルギー効率の高い機器への入れ替えや、環境への配慮が求められています。最新の冷暖房エアコンは、10年前の機種と比べて約15%の省エネを実現。さらに空気清浄や加湿・除湿機能、AI制御による自動運転など、快適性も大きく向上しています。
蓄熱暖房器が入れ替えられるもうひとつの理由は、ヒーター切れです。内部のヒーターは数本で構成されており、1本でも断線すると暖房効率は低下します。加えて部品供給が終了しているケースも多く、更新せざるを得ない状況になっています。実際に冷暖房エアコンに入れ替えた家庭では、光熱費の削減効果も報告されています。
電気使用量を抑えられるヒートポンプ機器

蓄熱暖房器と同様に、夜間電力で電気ヒーターを使い水を温める「電気温水器」もかつては一般的でした。しかし近年は、省エネ性の高い「エコキュート」への入れ替えが増えています。
ヒートポンプ技術は、空気中の熱エネルギーを効率よく利用し、少ない電力で大きな熱量を得られるのが特徴です。冷暖房エアコンやエコキュートなどに活用されており、省エネ性だけでなく快適性も大きく向上しています。
エコキュートは学習機能を備え、過去の使用状況から必要なお湯の量だけを効率的に沸き上げることが可能。電気温水器に比べて約1/3の電気代で済むといわれ、多くのお湯を使う家庭ほど、初期費用の回収も効率的に行えます。
省エネ設備への入れ替えと補助金制度
省エネ性の高い設備機器に入れ替えることで、日々の電気使用量を抑え、光熱費の節約につながります。導入には一定の初期費用がかかりますが、経済産業省資源エネルギー庁では、高効率給湯器などの導入を対象に補助金制度を設けています。さらに、電力会社や自治体による独自の補助制度やキャンペーンが実施される場合もあります。
制度内容は地域や時期によって異なるため、詳しくは補助金に詳しい事業者に相談されることをおすすめします。
小山木材では、エアコンや給湯器の入れ替えから、補助金申請のサポートまで幅広く対応しています。
安心で快適な住まいづくりのために、どうぞお気軽にご相談ください。
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