全館空調の落とし穴
「全館空調とは個別の部屋ごとに空調機器を設置するのではなく、建物全体で一元的に空調を行う仕組み」と一般的に周知されていますが、家全体の空気や温度環境を効率よく整える家づくりは、それなりに高い断熱と気密性能が必要になります。
しかし実際の家づくりでは、設計通りの性能が出ていないことが多く、そこを補う為に大型の機器を使用することで光熱費用が多くなることも。。
また、誠実に省エネのエアコンで全館空調にチャレンジしている住宅会社もあります。しかしそのようなエアコンは全館空調用に作られた訳ではないので、故障などが起きた際のメーカー対応が極めて難しくなることが多いのが現状です。
高い気密性能が全館空調への入口
断熱材は、価格や種類により一長一短があるのですが、共通して言えることは施工精度(職人の腕)によりその性能が変わるということです。職人さんの技術やノウハウがあっても工程や予算の関係で十分な性能を出すことが出来ない現場が生まれてしまうことが懸念されています。
また、全館空調で使われる第一種換気(熱を交換しながら換気を行う仕組み)を選択する場合は、気密性能にあたるC値(隙間の量を示す数値で小さいほど良い)0.5以下が好ましいとされています。この数字を現場で確実に施工することは大変難しく、また長い期間維持することはさらに困難になります。
ファースの高い気密性能と専用エアコン
そこで、ファースの家では専用断熱材「エアクララ」という最高品質のウレタンを採用し、施工は一定の研修を経た職人だけが行うことをルール化しています。そのことで確実な断熱気密施工を行えるようになり、品質保証を行えるレベルで技術を提供できるようになりました。(ファースの家ではC値0.2前後が一般的です。)
※令和2年に現場施工型優良断熱施工システム認定を取得
素材ではなく「単体の住宅施工システム認定」は国内初の快挙となり、責任施工という考え方が公に認定されました!
「ファースの家」は30年以上の時間を費やし、コロナ禍や世界的な機器不足などを経て理想に近い換気システムを構築することが出来ました。最後のハードルとなっていた全館空調用のエアコンが開発本部独自のルートで提供可能となり、私たち真の「全館空調の家」を提供できる体制が整いました。
- ・確実な高気密高断熱の施工
- ・その性能に適した換気方法
- ・その性能にマッチしたエアコン
- ・その家への正しい住まい方
これらが揃って初めて快適で省エネルギーの高性能住宅がつくられます。
これから高性能住宅をお考えの方は「全館空調を取り入れるべきかどうか」ではなく、「効果的にどういう全館空調(システム)を取り入れるか」を検討いただきたいと思います。
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実際にファースの家を見てみたい!という方はモデルハウス見学も開催しています。
モデルハウスでは実際に床下、天井裏のシステムも見ていただき、体感いただきながら知ることができます。
長野で性能のいい住まいを考えている方はぜひ!快適な空間でお待ちしています。